" />

道は開ける

D・カーネギーの道は開ける
出版業界随一の変態であり、目利きであるgan-chanさんも大名著と太鼓判を押し、未だに下手な新刊よりもよっぽど売れている本である。
中身は、日々の準備の大切さなど、基本的には自己管理の話で、一見地味なことが成功の近道だということが如実に語られている。
何度もたまに気づいてぱっと開いたページに、今必要だった言葉が書いてあったりするので、今日もトイレに入ったときに読んでみた。
以下抜粋

人間は自分の重大事件に神経を集中したとしても、正面を見すえながら胸にカーネーションをさして通りを闊歩するくらいのことはできる。

ここで出てくる人物は、のちに「アラビアのロレンス」として映画化されるイギリス人、トーマス・エドワード・ロレンス率いるイギリス軍による中東での所謂「アレンビー作戦」の戦況をカメラマンと共に写し、そのフィルムを公開した、ローウェルトーマスという人物である。
彼はそのフィルムの大評判と、公演などの大成功による成功ののち、多額の借金に追われるという、きれいな失敗を経験した人物で、しかしながらその借金地獄のさなか、自分が逆境にうちのめされてしまえば、債権者や世間に対しても値打ちがなくなるということを理解し、毎朝出かける前に花を買って胸にさしてオックスフォードの通りを闊歩していたという。

花を一輪胸にさすなんてことは大してお金がかからない。が、普通借金にまみれた人はしない行動だ。ここから学ぶべきは、逆境にこそ、気持ちの余裕が必要だ、ということ。

Leave a Response